お気に入りのパン屋さんに出かけました。
わたしの中では3本の指の中に入る自分で行ける範囲のパン屋さん。
自分が食べることのできるパンの種類は数限りなくあるはずだけど、毎日食べたいパンはそんなに多くありません。
美味しいというのと飽きないというのは違う感じなのです。
飽きないパンの方はくせがなく素材の味がしっかりと出ています。
特別目立ってもなく、でも裏ではちゃんとしている、そんなパンです。
和食でいうなら、ゴハンとお味噌汁と漬物の3点セットのようなもの。
パンとバターとコーヒーの3点セットで毎日同じもので飽きずに食べられる、それが私にとってのお気に入りのパンです。
福岡のパンストックという超有名なお店なので一度は食べたことがあるという方が多いでしょう。
飽きない理由は素人の味覚ですが、やはり発酵していることかなと思っています。
ゴハンにあうお味噌汁と漬物のように発酵している食品はなぜか体がよろこびます。
そして毎日飽きずに食べられる、ずっと生涯を通して付き合っていける。
それは何よりも自分が本当に必要と感じている食べ物なのです。
生涯を通して一緒に過ごす結婚相手にも通じている気がします。
見た目が華やかで食べた瞬間甘さを感じられるものは、最初は美味しいと思うかもしれないけどすぐに飽きてしまいます。
ちゃんと発酵させたもの、中身の味がしっかりと出ているものは外見はとても地味だけど、かみしめるたびに美味しさが増します。
人間もかみしめて味わいのある人こそ、生涯を通して一緒に過ごせる本当に必要な方だと感じることがあります。
ブライダルハート・オポでそういう方とぜひ巡り合って欲しいなと、しっかりと発酵したパンを食べながら思いました。